〈神スキル〉って？
信じられないほど、めちゃくちゃすごいスキル〈神スキル〉。
おれたち神木三きょうだいは、神スキルについて三つの約束をしている。
一、犯罪や悪いことには使わないこと
二、危険な使い方をしないこと
そして、きょうだい三人で決めた三つめの約束。
三、神スキルをヒミツにすること
お互いや、まわりの人を守るためのとっても大事な約束だ。
だから、〈神スキル〉を使って事件を解決するときは、だれにも知られないようにしないと！
登場人物
神木朝陽
かみきあさひ
小学６年生。三きょうだいの次男。
運動は何でも得意！
〈ふれずに物を動かすスキル〉を
持つ。
でも、重いものはムリ!?
神木まひる
かみきまひる
中学１年生。長女。
成績は学年トップ！ おしゃれ好き。
〈はなれた場所を視るスキル〉を持つ。
ただし、近い場所だけ!?
神木星夜
かみきせいや
中学２年生。長男。
クールに見えて、やさしい。
〈人の心を読むスキル〉を持つ。
知りたくないことも聞こえちゃう!?
あらすじ
朝陽、まひる、星夜は〈神スキル〉を持っていた！
ただし、「神スキルを秘密にする」——これが三人の約束だ。
クラスメイト・久遠さんの父親の様子がおかしいと、
気づいた朝陽は、スキルを使って初めての調査を開始！
危ない犯罪組織？ 銃？ 印刷工場でニセ札!?
大事件の計画を見ぬいた時、久遠さんがさらわれて…！
「警察も解決できないなら、おれたちが、敵のアジトに潜入して、人知れず助けだす！」
